アセスメント・教材研究開発室

研究室トピックス

研究会「質問の明確化・文章題の意味理解を促す指導」

2012年10月23日 掲載
 アセスメント研究開発室

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開催日

2012年10月23日

会場

ベネッセコーポレーション東京本部(多摩)

内容

数学を例にとりながら学習者のつまずきを克服する教育実践についてご紹介いただいた。

◆1.質問の明確化をうながす指導
「つまずき発見チェックリスト」を使い、つまずきを明確にしていく方法を指導することは、「どこがわからないかわからない」状態から、内容に即した具体的な質問ができる状態にするのに効果がある。チェックリストの内容は「①わからない用語・記号にしるしをつけて確認する、②図、表、グラフを使えるか確認する、③問題を数式で表せないか確認する、④使える公式があるか確認する」。

◆2.文章題の意味理解を促す指導
問題構造に対する知識を持たない生徒では、数値やキーワードのみから何となく計算式を立てている状況が見られる。問題構造に関する知識(スキーマ知識)を獲得させるためには、問題を分類させたり、問題構造に着目する問を投げかけたり、解いた後にどういう問題であったかを言語化させたりといった問題を解くこと以外の活動が鍵になる。

講演受け、指導法のさまざまな学齢への適用方法や教室外への応用などについて議論をした。

発表者

瀬尾 美紀子(日本女子大学人間社会学部教育学科)

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