特集

Between(株)進研アドが発刊する高等教育のオピニオン情報誌
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CASE4

大学の魅力を向上させる学生の課外活動を
同窓会がコンペで支援


国際基督教大学

◎国際基督教大学の同窓会は、大学の発展により寄与できるよう、2002年から運営体制を強化した。特に力を入れるのが学生への支援だ。課外活動をサポートする「ICUドリームコンペ」は、同窓会と学生の交流も深めている。

大学と同窓会の連携で 学生支援に注力

 国際基督教大学(ICU)の同窓会は、先代の会長が就任した2002年から、組織と活動のあり方を見直した。大学、募金、広報など7つ(現在は8つ)の部会を設置。増員した副会長が部会を1つずつ担当する形にした。大学との連携を強め、学生支援に力を入れるという方向性が確認された。2006年に就任した神内一郎会長は44歳。学生とコンタクトをとる学生部担当の副会長には、学生にとって身近な存在である20代の会員をあてている。
 大学と同窓会はまず、インフラレベルでの連携を検討。それぞれが別々に管理していた卒業生名簿を一元化したり、寄附キャンペーンを統合したりすることなどが決まった。
 学生の課外活動を支援する「ICUドリームコンペ」も、大学と同窓会が別々に実施していた類似のコンペを一本化したものだ。


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