[学力向上]長崎県立佐世保南高校シンプル・イズ・ベストの指導で学力向上を図る VIEW21[高校版]2005.04

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長崎県立佐世保南高校
2005年に創立57周年を迎える。平和的な国家及び国際社会に貢献できる人材の育成を目指す。英語教育に力を入れており、04年度よりSELHiに指定。男子バレー部は「第35回春の高校バレー」で優勝の実績を持つ。
設立●1949年（昭和24年）
形態●共学／一般コース・グローバルコース
生徒数（一学年）●約280名
04年度入試実績●国公立大には東北大、一橋大、大阪大、神戸大広島大、九州大、長崎大など163名が合格。私立大には慶應義塾大、明治大、早稲田大、立命館大、福岡大など延べ232名が合格。
住所●佐世保市日宇町2526
電話●0956（31）5291
URL●http://www13.ocn.ne.jp/
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長崎県立佐世保南高校
宅島健司
Takushima Kenji
教職歴19年目。佐世保南高校に赴任して７年目。進路指導主事。「立派でも利口でもなくていい。前向きに頑張る生徒を育てたい」

長崎県立佐世保南高校
植野雅貢
Ueno Masamitsu
教職歴20年目。佐世保南高校に赴任して１年目。地歴担当。「結果はどうあれ何事にも一生懸命取り組む人間になってほしいですね」

長崎県立佐世保南高校
高比良裕
Takahira Yutaka
教職歴14年目。佐世保南高校に赴任して11年目。生物担当。「『この３年間は一番頑張った』と言えるように生徒と一緒に頑張りたい」

長崎県立佐世保南高校
山田宗光
Yamada Munemitsu
教職歴13年目。佐世保南高校に赴任して４年目。数学担当。「追い込まれても余裕で笑い飛ばして対処できるようになってほしい」

長崎県立佐世保南高校
中野秀紀
Nakano Hidenori
教職歴12年目。佐世保南高校に赴任して７年目。数学担当。「ルールは教師がつくっても、主役はあくまで生徒だと思います」



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指導変革の軌跡51
その時教師はそして生徒はどう変わったか

長崎県立佐世保南高校 ---------学力向上
シンプル・イズ・ベストの指導で学力向上を図る

１年生を中心に学力が伸長

　長崎県立佐世保南高校は、生徒の学力を伸長させるという点において、注目すべき成果を上げつつある高校である。
　特に04年度１年生の学力の伸びが、スタディーサポートと進研模試の成績から顕著に見られる（図１）。

▼図１　04年度１学年の学力伸長（国数英３教科総合）

▲クリックすると拡大されます。

例えば国数英の３教科総合において、スタディーサポートによる入学段階の生徒の学力層は例年と大きな変化はない。ところが、３か月後の７月時点の模試では、過年度対比において上・中位層共に大きく人数が増えている。特に数学の７月模試の結果は、長崎県内の進学校の中でもトップクラスの成績だという。
　「最も成績の向上が顕著に見られるのは１年生の数学ですが、他教科や他学年にも全般的に学力伸長の傾向が見られます。また本校の場合、例年２年生は成績が伸び悩む傾向があったのですが、04年度はどの教科も上位層の伸びが目立ちました」（進路指導主事・宅島健司先生）
　だが宅島先生は、急いでその言葉に「ただし」と付け加える。
　「このように生徒の学力が目に見えて上がってきたのは、04年度に入ってからなんです。つい数年前までは生徒の学力をどのように保証するか、本校の指導の在り方は、模索状態でした」


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