特集 「学校力」を考える(1) 学び高める「指導力」
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特集
「学校力」を考える(1) 学び高める「指導力」

教育現場の改善・再構築の鍵となる概念、「学校力」。
学校を取り巻くさまざまな教育環境の変化に立ち向かう、
この「学校の内発的な変革力」を、
筑波大大学院・小島教授は五つの要素に分解、整理した。
今号の特集では、その五つの要素の中でも
継承・共有が重要となる「指導力」について考える。
「07年問題」などの教育環境の大きな変化の中で、
指導力は校内でどのように高めていくべきなのだろうか。

【OVERHEAD VIEW】

課題、解決の糸口、将来展望を俯瞰する
1 なぜ今、「指導力」なのか?

指導力の継承・共有が困難に
団塊世代の大量退職、教師と生徒双方の価値観の変化などにより、
これまで積み重ね、そしてつないできた指導スキル・ノウハウの継承が
困難な状況を迎えるようになってきた
【関連記事は「小島教授インタビュー」、「座談会」など】。

2 指導力向上の鍵となるのは?

ミドルリーダーの「価値創造」
ミドルリーダーの「価値創造」
管理職と一般教師を有機的に結び付け、
校内を活性化させる存在として「ミドルリーダー」の
役割が鍵となる
【関連記事は「小島教授インタビュー」、「座談会」など】

3 指導力の校内波及の構図は?

指導力の継承・共有が困難に
個にとどまらず、集団全体へ! ミドルリーダーがリーダーシップをとり、教科間、学年間といった 集団の中での指導力の継承・共有を重視し始めた学校では 学校総体としての指導力の向上、そして学校力のアップが見られ始めた
【関連記事は「座談会」、「学校事例」など】

編集長より

今回、先生方と共に考えたいテーマは 「学校力の根幹 指導力を 高める手法」です。
  地域における「求心力」をどのように高めるか――。この普遍的なテーマは、教育環境が激変する中、一層学校現場の切実な課題となっているように感じます。
 だからこそ編集部では、「学校力」という概念を提起し、「内発的に変革する力」を生み出す実践論に挑みます。第一弾は「指導力」。今年度もVIEW21は、高校現場の先生方と共に、考え続けます。


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