生きたデータの見せ方・つくり方 2年生の夏休み明けの意識付け
VIEW21[高校版] 新しい進路指導のパートナー
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CASE4 興味・関心を広げさせる
『VIEW21』編集部ヒアリング結果より
図7
※上記の加工可能な資料がダウンロードできます
■読書を薦める仕掛け Excelダウンロード(20KB)
■2学期に参加したい進路イベント Excelダウンロード(20KB)
データ作成・加工の POINT
受験への意識付けを行う上で重要なのが、進学して学べる学問、社会に出て取り組んでみたい仕事など、進路に対する興味・関心である。目標ややりたいことを見つけるためには読書が有効だ。ただし、「本を読みなさい」と言うだけでは、生徒にはなかなか思いは届かない。(7)のように、「教師が薦めるこの1冊」として、薦める理由を簡単に添えれば、生徒も手を伸ばしやすい。また、高2の夏から秋は、進路意識を高めさせるためのイベントにも数多く参加させたい。(8)のように、進路イベントの見どころと注意点を紹介してもよい。
プラスαの一工夫
生徒自身で作るオススメ図書案内
生徒に、これまでに読んだ本で、進路選択に役立つと思われるものを挙げさせると共に、その本の読みどころを生徒自身に書かせ、それをまとめさせる。教師の負担を軽減する効果もあるが、生徒同士が薦め合うことで、生徒の関心は自ずと高くなるはずだ。1クラス分をまとめれば、幅広い学部・学科に対応した読書案内になる。
進路学習の取り組みを生徒同士で共有・追体験
夏休みの経験を「進路を考える」という観点で振り返らせ、そこで気付いたことを文章にまとめさせ、学年通信などに掲載していくのも、興味・関心を広げる方法として考えられる。他者の体験を共有・追体験し、考えていく場を与える。「クラス」という資源を有効に活用して、生徒の視野を広げたい。

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