生きたデータの見せ方・つくり方 新入生への意識付け
VIEW21[高校版] 新しい進路指導のパートナー
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教師の思い、メッセージを生徒に効果的に伝える!
生きたデータの見せ方・つくり方

新入生への意識付け

中学生から高校生へと生徒の意識を切り替え、学習・生活習慣を確立させるきっかけとなるデータ活用を考える。

※データは、高校の先生方へのヒアリングを基に編集部が作成したサンプルです。
CASE1 入学前から高校への意識付けを図る
『VIEW21』編集部ヒアリング結果より
図1、2
※上記の加工可能な資料がダウンロードできます
■理想の計画が記入された学習記録表 Excelダウンロード(20KB)
■大学合格者の1年次の平均学習時間 Excelダウンロード(20KB)
データ作成・加工の POINT
新入生をスムーズに中学生から高校生へ切り替えるため、高校によっては合格発表日に課題を与えるなど生徒への仕掛けの第一弾を行うところもあるが、これは生徒の高校生活に対する期待の大きさを利用したものといえるだろう。更に、(1)のように起床時間、学習を始める時間、就寝時間など理想の計画を記入した学習記録記入用紙を渡し、それに沿った生活をしておくように意識付ける。また、(2)のような大学合格者の1年次の平均学習時間などをデータで示せば、春休み中の意識が変わるはずだ。
プラスαの一工夫
危機感よりも期待感を高める指導を
春休みに怠惰な生活を送ってしまった生徒ほど、高校生らしい学習・生活習慣を確立するのは難しい。生徒の意識を一気に切り替えるためには、「このままでは大学入試で苦労する」などと危機感を高めるのも一つの手だろう。しかし、近年の生徒の気質を踏まえると、過度の危機感を与えるよりは、期待感を高めることに重点を置いた方がよい。
進路シラバスなどを渡し進路目標を考えさせる
3年間の進路シラバスなどを作成している学校は多いが、合格発表時に生徒に渡し、「1年生の目標」という作文を書かせるのもよい。自分なりに進路計画を読み、目標を考えてくるはずだ。入学後、しっかりと説明をすることで、生徒の理解度が違ってくる。

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