生きたデータの見せ方・つくり方 2年生0学期の意識付け
VIEW21[高校版] 新しい進路指導のパートナー
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教師の思い、メッセージを生徒に効果的に伝える!
生きたデータの見せ方・つくり方

2年生0学期の意識付け

時間的な余裕があり、生徒に対してさまざま仕掛けが考えられる高2の1年間。その導入期である高1の3学期、データを生かした生徒の意識付けについて考える。

※データは、高校の先生方へのヒアリングを基に編集部が作成したサンプルです。
目標1 学習習慣確立の要点を理解させる
『VIEW21』編集部ヒアリング結果より
図1
※上記の加工可能な資料がダウンロードできます
■成績が上昇した先輩の学習記録 Excelダウンロード(28KB)
■学習・生活スタイルの中の「ムダ・ムラ・ムリ」の一例 Excelダウンロード(16KB)
データ作成・加工の POINT
行事などで慌ただしく、生徒に接する時間も限られる3学期。高2進級に向けて、いかに生徒に自律的な学習スタイルを確立させるかが重要になる。(1)のように成績の伸びている先輩の学習記録を提示し、これからの学習習慣を考える上でのポイントを理解させる。更に成績下降者、難関大合格者など、さまざまなタイプを紹介することで、注意点がわかったり、自分に合った学習スタイルを見つけたりすることができるだろう。また、生徒に日々の学習の姿勢を見直させるため、(2)のような成績不振者に見られる傾向を提示してもよい。
プラスαの一工夫
一生懸命取り組むことが当たり前の雰囲気をつくる
学習から遠ざかったり、生活習慣が乱れたりする生徒が出てくると、クラス全体に悪い雰囲気を広げかねない。高校生活に慣れたこの時期だからこそ、学校を理由なく休まない、部活動を頑張る、掃除にも取り組むなど、「当たり前のことを当たり前に実行することを評価する」姿勢を生徒一人ひとりに示したい。
センター試験をきっかけに授業の重要性を訴求する
1年の学習範囲から出題されたセンター試験の問題に取り組ませて、現在の授業の内容が2年後の入試に確実に結び付いていることを意識させる。授業の理解、家庭での予習・復習が入試対策の基本だということを理解させたい。

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