ベネッセ独自の調査・研究に基づく教育情報を発信。学校向け情報誌に掲載している教育動向や学校の実践事例、子どもや教育に関連したさまざまな調査の報告書、調査データなどを公開しています。
情報編集室について
園向け
小学校向け
中学校向け
高校向け
大学向け
研究者向け
教育キーワードから探す
先進事例校リスト
ベネッセ教育総合研究所
次世代育成研究室
初等中等教育研究室
高等教育研究室
グローバル教育研究室
過去の活動
教育フォーサイト
教育フォーカス
未来の学校
Teachers' Cafe
「子どもの生活と学び」研究プロジェクト
シフト
授業大公開
高校生未来プロジェクト
コラム
HOME
>
情報誌ライブラリ(高校向け)
>
VIEW21(高校版)バックナンバー
>
2009年9月号
>
生きたデータの徹底活用
PAGE 3/4
2:「選べない」ことを前提にした文理選択の指導
文理選択に向けてのポイントを整理して伝える
※上記の加工可能な資料がダウンロードできます
■フォローのポイントを学年団で共有するシート
Wordダウンロード
(37KB)
■上級生が振り返る文理選択
Excelダウンロード
(20KB)
文理選択のプロセスを振り返らせる
▼クリックすると拡大します
※上記の加工可能な資料がダウンロードできます
■文理選択 自己決定チェックシート
Excelダウンロード
(42KB)
データ活用のねらい
:本格的に進路を考える第一歩にする
自己決定を意識付ける●
文理を決める際、「先生に勧められたから」「保護者に言われたから」「友だちと同じがいいから」「数学が苦手だから」など、決して前向きとはいえない理由で選択をしようとする生徒もいる。しかし、どのように決めたとしても、「自己決定」であることはしっかりと伝えておきたい。「人生は自己決定の連続で、文理選択もその1つであり、すべての責任は自分に返ってくる」ということを伝え、真剣に文理選択に臨ませたい。
文理選択の考え方を示す●
文理選択は、高校生として初めての進路選択だ。だが、この二者択一の選択は容易ではない。教科の好き嫌いなどで安易に選択することがないように、文理選択のポイントを紹介し、選択を終えた先輩の振り返りなどを資料として与えるなど、選択のための指針の提供が求められる。
データ活用の流れ
:選択過程の振り返りまで必要
ポイントを教師・生徒が確認●
指導に先立って、選択のポイントは何かなどを教師間で共有することが必要だ。特に「二者択一の選択でも迷い、適切な選択ができない生徒が存在する」ことを教師団が共有して、指導に臨むことが重要。
図5
などで取り組みへの認識ギャップを埋めていく。これは同時に、文理選択のポイントとして生徒に伝えるべきエッセンスでもある。
図6
の先輩の振り返りと併せて伝えることで、より緊張感をもって臨めるだろう。
自己決定の過程を振り返る●
職業や学問、大学など、さまざまな観点から生徒は文理選択を考えるが、最終的には「自己決定」の結果として選択のプロセスを振り返ることが欠かせない。選択のポイントはさまざまだが、そのうちのどれを、どの程度重視するかは人それぞれである。周囲の意見も判断材料の1つとして受け止め、主体的な選択をさせたい(
図7
)。
文理選択は「自己決定」を強調する
※
次ページ
に「プラスαの指導」「活用後のフォロー」があります。
PAGE 3/4