食生活 〜第3回〜
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食育に関するアンケート調査から、子どもがするお手伝い(「よくする」+「ときどきする」の割合)をみてみると、「食後に食器を運ぶ」(88.0%)、「食器を並べる」(80.3%)は8割以上、「ご飯をよそう」(61.4%)、「卵を割る」(60.7%)は6割以上の子どもが行っていることがわかる。
これを学年段階別にみてみると、「食後に食器を運ぶ」「食器を並べる」は学年差が少なく、どの学年段階においても7〜9割程度の子どもたちが行っている。その一方で、「ご飯をよそう」「おつかいに行く」「米をとぐ」「ビンや缶を開ける」は、いずれも学年差が大きく、各学年段階で5ポイント以上の差がみられた。子どもの発達段階に応じて、できるお手伝いも増えていく様子がうかがえる。
食育に関するアンケート調査から、子どもの食事について母親がしつけたり注意したりしていることをみてみると、7割以上の母親が「食事の前にお菓子を食べない」(78.8%)、「嫌いなものを残さない」(75.2%)といった栄養面に関わるしつけや、行儀面に関わる「姿勢よく食べる」(77.7%)、「ひじをついて食べない」(73.5%)といったしつけを「する」(「よくする」+「ときどきする」)と回答している。
また、これ以外の項目をみてみても、「食事の前に手を洗う」(67.6%)といった衛生面に関わるしつけなど、ほとんどの項目で6割以上の母親が「する」と回答しており、全般に、食事に関してさまざまなしつけが実践されていることがわかる。