ベネッセ教育総合研究所

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● シンポジウムのご案内

ベネッセ教育総合研究所では、1990 年より小・中・高校生を対象に「学習基本調査」を実施し、25年目となる2015 年に第5 回調査を行いました。このシンポジウムでは、本調査のデータを中心に、これまでの25 年間から子どもの学びの現状と課題を振り返り、これからの25年を見据えながら今後の教育のあり方を考えてみたいと思います。
 大学入試改革や次期学習指導要領の改訂など、教育が大きく変わろうとしている今、これからの子どもの学びにとって本当に必要なものは何なのか、一緒に考えてみませんか。

● 開催概要

日時 2016年 3月6日(日) 13:00〜17:00(12:30 開場)
会場 JPタワー ホール&カンファレンス
東京都千代田区丸の内二丁目7番2号 JPタワー・KITTE 4階 (東京駅前)
申込み 定員に達しましたので締め切りました
定員 先着300名様
定員に達し次第締め切らせていただきます。
対象 小学校教員、中学校教員、高校教員、大学教員、企業・官庁・NPO、学生、保護者など  教育に関心のある方みなさま
参加費 無料
主催 ベネッセ教育総合研究所
映像制作 NHKエデュケーショナル

● プログラム

第1部:25年間の子どもの学びを振り返る
13:00〜13:35 【基調講演】
学びの四半世紀を振り返る
〜時代は子どもの学びにどう影響を与えてきたのか〜
耳塚寛明(お茶の水女子大学教授、研究会代表)
13:35〜13:55 【調査報告】
主体的に学ぶ子どもをどう育てるか
〜ベネッセの研究成果から見えてくること〜
木村治生(ベネッセ教育総合研究所副所長・東京大学客員准教授)
13:55〜14:35 【参加者ディスカッション】
「25年を振り返り、教育の成果と課題は何だと思いますか」
14:35〜14:50 休憩
第2部:学びの未来を考える
14:50〜16:30 【話題提供】
  • ◆研究者の視点から
    学びの未来を考える
    秋田喜代美(東京大学大学院教授)
  • ◆学校外の視点から
    子どもたちに創造的な学びの場を
     〜遊びと学びの秘密基地CANVASの取り組み〜
    石戸奈々子(NPO法人CANVAS理事長、慶應義塾大学准教授)
  • ◆学校現場の視点から
    子どもの主体性は大人の共助再生から
    浦崎太郎(岐阜県立可児高校教諭、中央教育審議会学校地域協働部会専門委員)
【参加者ディスカッション】
「未来の学びに必要なことは何か。そのために誰が何をすべきか」

【ゲストスピーカーによるトークセッション】
今日の議論を振り返って
16:30〜16:55 【総括講演】
未来に生きる子どもたちのために
安西祐一郎(独立行政法人日本学術振興会理事長、前中央教育審議会会長)
16:55〜 挨拶
ベネッセ教育総合研究所 所長 谷山和成

● 登壇者プロフィール

基調講演   
耳塚 寛明
お茶の水女子大学教授。前国立大学法人お茶の水女子大学理事・副学長。元日本教育社会学会会長。朝日新聞書評委員(2年間)、日本経済新聞教育欄コラム執筆(5年間、週1回)を経験。現在、文部科学省全国的な学力調査に関する専門家会議座長、長野県教育委員等を務める。専門は教育社会学、とくに学力形成の社会学、教育政策の社会学に関心。主な編著書に、『教育格差の社会学』(有斐閣)、『学力格差に挑む』(金子書房)、『変わる若者と職業世界』(学文社)など。  
基調報告   
木村 治生
初等・中等教育から高等教育までを幅広く、子ども、保護者、教員を対象とした意識や実態の調査研究、教育市場(産業)の調査などを担当。文部科学省や経済産業省、総務省から委託を受けた調査研究にも数多く携わる。東京大学客員准教授(2007年、2014-15年)、文部科学省「中高生を中心とした生活習慣づくりに関する検討委員会」委員(2014-15年)、千葉県有識者会議委員(2014年)、草加市教育委員会専門部会員(2014-15年)など。  
話題提供〜研究者・学校外・学校現場の視点から〜   
秋田喜代美
東京大学大学院教育学研究科教授。同附属発達保育実践政策学センター長。OECDJAPANイノベーションスクールネットワーク研究総括。世界授業研究学会(WALS)副会長、日本保育学会会長。国立教育政策研究所評議員、文部科学省中央教育審議会教育養成部会委員。内閣府子ども・子育て会議委員。厚生労働者社会保障審議会委員を務める。専門は、教育心理学、授業研究、保育学。近著に、『学校教育と学習の心理学』(岩波書店)(『保育プロセスの質スケール』(共訳書 明石書店)、『カリキュラム・イノベーション』(東京大学出版会)など。日本教育新聞に、幼保欄コラム連載(月2回)を8年間継続執筆中。  
石戸奈々子
NPO法人CANVAS理事長。株式会社デジタルえほん代表取締役。慶應義塾大学准教授。東京大学工学部卒業後、マサチューセッツ工科大学メディアラボ客員研究員を経て、子ども向け創造・表現活動を推進するNPO法人CANVAS、株式会社デジタルえほんを設立、これまでに開催したワークショップは 3000回、約35万人の子どもたちが参加。著書に『子どもの創造力スイッチ! 遊びと学びのひみつ基地 CANVASの実践』『デジタル教育宣言 スマホで遊ぶ子ども、学ぶ子どもの未来』など。  
浦崎 太郎
岐阜県立可児高校教諭。物理担当。2004年以来、中学校や博物館の勤務、まちづくり協議会の立ち上げなど、公私にわたり幅広い現場を経験。現在は一連の経験を生かし、アクティブ・ラーニング型授業の導入や、高校と地域が役割を果たしあって学力向上・キャリア保障・地域再生を一体的に展開する「地域課題解決型キャリア教育」を推進。2015年より中央教育審議会「学校地域協働部会」専門委員。  
総括講演   
安西 祐一郎
独立行政法人日本学術振興会理事長。前中央教育審議会会長。文部科学省高大接続システム改革会議座長。慶應義塾大学大学院工学研究科博士課程修了。専門は認知科学・情報科学。慶應義塾大学理工学部教授、慶應義塾大学理工学部長、慶應義塾長などを歴任し、2011年10月より現職。著書に『心と脳』(岩波新書)、『問題解決の心理学』(中公新書)など。  
  • ※敬称略
  • ※プログラム・講演タイトルは変わることがあります。
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