グローバル教育研究室

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「中1後半に生徒をつまずかせないようにするために②-過去形の導入前・指導の中でしたいこと」

2016年01月29日 掲載
 グローバル教育研究室 室長 加藤由美子

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中高の英語の先生に「生徒に対して、あなたが授業で大切にしていることをあらわす言葉として近いものを3つまで選んでください。」という質問をしました。(*1)
中高で順位の違いはありますが、20の言葉のうち選ばれた上位5つは同じものでした。

 中学…1位:楽しさ 2位:定着 3位:理解 4位:自信 5位:好奇心

 高校…1位:理解 2位:楽しさ 3位:好奇心 4位:定着 5位:自信

 

英語を苦手だと感じる生徒は、中学生で4割強、高校生で5割強もいますが(*2)、先生方が授業で大切にしていることは、まさに生徒が英語嫌いや苦手にならないようにするためのものと見てとれます。生徒が苦手になる時期は、中1前半から中2後半が多く、特に中1後半はその代表的な時期になります。

 

この時期にどのようにすれば生徒をつまずかせないか、「中1後半に生徒をつまずかせないようにするために」というテーマで、加藤京子先生(東洋大学附属姫路中学校・高等学校)にコラムを執筆していただいています。第2回は「過去形の導入前・指導の中でしたいこと」です。その指導内容はまさに、生徒の好奇心をくすぐる楽しい活動を通して、過去形について理解を促し、しっかり定着させ、最終的には自信を持たせるものになっています。コラム内で紹介されているエピソードで、ある生徒が過去形を使って空想作文を書いたときのことを、加藤先生は、「時々起こる、生徒が私を超えていく気持ちのいい瞬間です」とおっしゃいました。その生徒は、 どのように加藤先生を超えていったのでしょうか。期待しながらお読みになってみてください。

 

『中1後半に生徒をつまずかせないようにするために』

第2回「過去形の導入前・指導の中でしたいこと

  

(*1)ベネッセ教育総合研究所「中高の英語指導に関する実態調査2015」

(*2)ベネッセ教育総合研究所「中高生の英語学習に関する実態調査2014」

 

■これまでの掲載記事【過去のコラム】

『中1後半につまずかせないようにするために』

第1回「現在進行形の導入前・指導の中でしたいこと」

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