このガイドについて
ベネッセ次世代育成研究所は、2010(平成22)年度文部科学省委託事業「幼児教育の改善・充実調査研究」を受けて、「保育者研修 進め方ガイド」を作成しました。本ガイドは、都道府県や市区町村で、幼稚園や保育所、認定こども園の園長・所長や保育者(教員・保育士)を対象に研修を行う職員に向けて作られたものです。研修計画を立案・実施するうえでの考え方や工夫等をまとめています。 (全60ページ)※2011年3月発行
ガイド作成の背景
ベネッセ次世代育成研究所が2009(平成21)年度に文部科学省委託事業「幼児教育の改善・充実調査研究」として実施した事業(「認定こども園における研修の実情と課題」)や、幼稚園、保育所を対象に独自に行った調査(「第1回 幼児教育・保育についての基本調査」)から、保育者の専門性をいっそう向上させ、保育の質を高めるには、保育者の研修を保障・充実させることが重要であるとわかりました。また地方自治体は、研修の充実のために、国に対して保育者の資質や専門性の目安を要望していることも明らかになりました。
こうしたことを受けて、2010(平成22)年度の文部科学省委託事業「幼児教育の改善・充実調査研究」において、都道府県や市区町村で保育者(幼稚園教員、保育士)の研修を行う担当者に向けて、保育者の専門性を高め、保育の質を向上させる研修の計画・実施に資するために、「保育者研修 進め方ガイド」を作成することにしました。
保育者研修進め方ガイドについて
〔目次〕
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表紙・はじめに・目次
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Introduction はじめに
本ガイド刊行に寄せて 幼児期の教育に必要な専門性 保育者研修の必要性 受講者にとっての研修の意義 研修担当者の3つの役割 *指導主事へのインタビュー 「幼児期の教育に、初めてかかわったとき」①②③ |
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Action1 研修の計画を立てる
保育者研修の種類 保育者の研修受講の現状を知る 地域の現状と課題を把握する 保育者に求められる9つの専門性 研修の計画を立てる *指導主事へのインタビュー 「研修を相互に乗り入れる工夫」 「研修を周知する工夫」 「私立幼稚園の教員が参加しやすい 研修にするための工夫」 |
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Action2 研修を実施する
日時と会場を決める 講師に依頼する 研修の方法を決める 実施にあたり、工夫する 記録をまとめ、活用する *指導主事へのインタビュー 「幼保合同研修を行う5つのポイント」 「研修を実践につなぐ工夫」 |
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Action3 研修を振り返る
研修を評価し、次の研修に生かす |
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参考資料
ビデオカンファレンス用の映像教材 幼児期の教育にかかわる資料等 研修手法(ビデオカンファレンス・保育観察・ロールプレイ・ファシリテーション) 参加型研修を成功に導く 「ファシリテーション」のポイントとは? |
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