報告書の概要
調査テーマ
「いじめ」の残したもの
調査項目
小学校・中学校・高校時代に周囲にあった「いじめ」についての体験(いじめたこと・いじめられたこと・傍観したこと)。いじめているときの気持ち/仲良しの友だちへのいじめ/一番辛かった「いじめ」のときの様子/「いじめ」にあっていたことを周囲は気づいていたか/誰に相談したか/相談によって事態は変化したか/「いじめ」の影響/いじめられていたときの支え/「いじめられていた子」への対応など。
調査時期
2002年11月〜12月
調査対象
首都圏の公立小学校4・5・6年生とその保護者
<子ども>889名(男子455名、女子434名) <保護者>825名
※モノグラフ・小学生ナウは『CHILD RESEARCH NET(チャイルド・リサーチ・ネット)』で公開されています。
調査報告書の目次・詳細
TOPIC
はじめに(深谷和子)
目的と方法
第1部 「いじめ」の実態
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第1章「いじめ」の概観(熊澤幸子)
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1.大学生の中にある「いじめ・いじめられ」体験
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2.「いじめ」の記憶
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3.「いじめ」被害者はどうなったか
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第2章「いじめ」の被害者について(斎藤浩子)
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1.「いじめ」にあっていたときの心身状態
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2.「いじめ」にあっていたときの対処行動
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3.被害を受けているとき、周囲は気づいたか
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4.誰かに相談したか
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5.相談した相手
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6.相談したことによる事態の変化
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7.相談しなかった理由
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8.本気で心配してくれた人
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9.被害者を支えたもの
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第3章「いじめ」の加害者について(斎藤浩子)
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1.「いじめ」に加わった体験
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2.「いじめ」の種類
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3.「いじめ」加害の心理
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4.周囲の「いじめ」にどう介入したか
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5.仲良しの友だちへの「いじめ」
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第4章「いじめ」と学校段階(出水衣絵)
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1.「いじめ」に加わった気持ち
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2.被害を受けていたときの心身状態
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3.対処法とその有効性
第2部 「いじめ」被害の影響
はじめに
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第1章「いじめ」の爪痕とその回復(深谷和子)
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1.性格への影響
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2.進路への影響
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3.もし「いじめ」にあわなければ
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4.「いじめ」のプラス・マイナス
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5.「いじめ」を乗り越えたか
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第2章「いじめ」を乗り越えた者たちの特性(羽矢節子)
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1.「いじめ」にあった時期との関連
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2.相談したこととの関連
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3.心身状態との関連
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4.自分が受けた影響との関連
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5.人の「自負心」の大切さ
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6.まとめ