第2回ワークショップまであと1週間!

Teachers' cafe第2回ワークショップの開催まで、あと1週間となりました。今回は20代の先生も含め、幅広い年齢層から約30名の先生方の参加が決定。事務局の準備作業もいよいよ大詰めです。

さて、今回のワークショップのテーマは「12年間で何をどのように教えるか? ~例えばテストや受験がなかったら~」としています。やや突飛なテーマに見えるかもしれませんが、現状の延長線上ではなく、本質的な視点を大切にしながら考えてみたいとう意図の下、以下のようなプログラムを計画しました。

Teachers’ cafe 第2回ワークショップ プログラム概要
12年間で何をどのように教えるか? ~例えばテストや受験がなかったら~
13:00-13:40オリエンテーション、自己紹介など
13:40-13:50前回のワークショップの内容を共有する
  • 第1回ワークショップの内容を振り返る
  • ポスターセッション形式
13:50-15:00視野を広げる、問題意識を共有する
  • ベネッセ教育総研より、近年の教育環境や学習観などについて情報提供
  • 「テストや受験がなかったら、子どもに何を身につけさせたいか」を小中高の混成グル―プで議論
15:00-15:10休憩
15:10-17:00オピニオンをつくる
  • 「12年間で何をどのように教えるか?」についてオピニオンをまとめる
17:00-17:30発表
17:30-17:40個人ワーク
17:40-18:30まとめ

先生方からは今回のテーマについての課題意識や、当日話してみたいこととして、次のような声を頂いています。

生きる力について議論したいと思います。礼儀作法、コミュニケーション能力、集団の中でうまくやる力などたくさんあります。学力よりこっちが大事だと思います。
(岐阜県/中学校/一般教諭)
小中高の学びの連続と言われてはいますが、それは文部科学省のいうところで、本当の学びの連続をどう構築していくかを語りたいですね。学力をどう捉えるかの目線を合わせ、そのなかで、高校での多層化が見えてくるのかもしれないという仮説を持っています。
(岡山県/高校/副校長・教頭)
第1回Teachers' cafeに参加し、いろいろな校種の方々と共通テーマについて話し合い、大変有意義であった。小学校から高等学校までの12年間で身につける学力とは何か。そして、学力を身につけるための学習方法を、教師は児童、生徒たちにどのように教授していくのか。参加者の方々と考えたい。
(愛媛県/中学校/一般教諭)
数学を担当しています。これまで、計算力や応用力に課題があると感じていましたが、昨今は「読み取る力」や「じっくりと考える力(探究力)」、問題を解くための耐性が衰えていると感じています。反面、発想力は高まっているように感じています。そうした、学びの力についての変化が、各学校種で存在するのかどうかについて伺ってみたいと考えています。
(宮城県/高校/一般教諭)
前向きに粘り強く努力を続ける姿勢。良い人間関係をつくっていく人柄。善悪をしっかり判断し、他人に優しく、自分に厳しく律する姿勢。意欲を持って学習に取り組む姿勢。心身共に健康に過ごす生活習慣・環境について語りたい。
(東京都/中学校/副校長・教頭)
基礎的学力,学習習慣を身につけさせることが基本でしかも大事なことだと思う。また,それを身につけさせるための生活習慣ももっと大事なことで,そのためにも保護者・家庭・地域との連携も必要になってくると考えている。
(秋田県/小学校/副校長・教頭)
12年間のスタートとして、子ども達が本来持っている学びへの意欲を大切にしたい。小学校では、学び方を教えるとともに、学ぶことの心地よさを味わう経験を積むことで、外発的な動機付けによる学びから内発的な動機付けによる学びへの転換を目指すことが重要と考えます。
(香川県/小学校/副校長・教頭)
学校教育の目的は生涯にわたり社会・時代の変化に合わせ成長していける基礎体力(必要不可欠な必修科目)と姿勢・意欲を身につけさせることであると思う。「何を」身につけさせるかは必修科目(=必要不可欠な読む・書く・計算するなど基礎学力)とそれ以外の選択科目があるが、自分は必修科目以外はあまり重要視していない。「どのように」は、目的さえ達成できれば、いろいろな先生方のいろいろな方法があっていいと思う。「何をどのように教えたら」その目的が達成できるか議論してみたい。
(岩手県/高校/副校長・教頭)
掃除や朝のホームルーム、休み時間といった時間。あるいは、学級活動、運動会、宿泊行事、クラブ、遠足、委員会といった特別活動なども学校生活には欠かせません。しかし、意外とこうした教科指導以外の事柄については12年間の枠組みではさほど討議されていないような気がしています。キャリア教育、地域連携といった視点・各教科との関わりの視点も合わせ、討議してみる価値があるように思いました。
(奈良県/小学校/一般教諭)

今回もどこまで議論が深まるのか楽しみです! 議論の結果は、追ってこのサイトでお伝えします。

※当日の議論でぜひ取り上げて欲しいテーマやご自身の問題意識など、以下の投稿欄にぜひお寄せください。