ベネッセ教育総合研究所
米野岳中学校
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●取り組み(1)
学校行事で他校生と交流し、外部からの刺激を与える
互いに高め合う集団のなかで、自分の考えを持った生徒を育成する」ために洞戸中学校が重視しているのが、学校行事だ。教務主任の武藤修先生によると、「とくに力を注いでいるのは、外部との交流の機会を数多く持つこと」だという。
「いま、生徒会では『洞戸中を全国一の合唱の学校に』というテーマを掲げています。朝の会、帰りの会で歌いますし、文化祭でも全校やクラス単位で合唱の発表をします。また、隣村にある板取中学校と毎年1回、合唱交流会をしているんです。まずは各学年同士で歌い合い、最後は2校の合同合唱で締めくくります。こんなふうに外部からの刺激を行事のなかに組み込むことで、固定化した関係を揺さぶりたいと考えているのです」
 洞戸中学校では、養護学校の生徒との交流も行っており、2年生が年2回養護学校を訪問している。また3年生の研修旅行(修学旅行にあたるもの)の旅行先は九州地方だが、ここでも、熊本県にある御所浦島の中学校の生徒たちと交流をしたり、長崎では被爆者の方が生活をしている老人ホームを訪ねて、お年寄りとの交流会も実施している。
写真
▲写真1 1年生英語の授業風景。
取材に訪れた日には、ちょうど授業研究会が行われており、
卒業生の多くが進学する武義高校の英語の先生も授業見学をしていた


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