ベネッセ教育総合研究所
福岡県北九州市立板櫃中学校
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コンピュータを効果的に授業に生かすためには?
 

では、実際に板櫃中学校ではどのようなIT授業を実践しているのか、2年生英語の佐野志津香先生、2年生理科の山相乃武子先生の授業を例に見てみよう(3ページ4ページ参照)。
「通常の授業ではALT(外国語指導助手)とうまく話せない子でも、電子メールなら個別にALTとコミュニケーションができます。英語を手段に実際に外国人とコミュニケーションがとれたという実感を、普段の授業よりしっかり持つことができます」(佐野先生)
「書籍などの資料を使うより短時間でたくさんの種類、内容を調べられる点がおもしろかったようです。教科書の表を見ればわかることを、自分自身で情報を探して調べることで、より理解が深まったと思います」(山相先生)
  こうした授業の実践を支えているのが、市の情報化推進員の井ノ口友子さんと、ITサポーターの竹村涼子さんだ。パソコンやソフトがあっても授業で生かす方法がわからなければ意味がない。そこで目的に応じたソフトや授業での活用の提案を的確に行う役割をこの二人が担っている。
「コミュニケーションを大事にし、どういう授業をしたいかうかがったうえでサポートの方法を考えています。最初は不安に思われる先生も多いですが、一度授業を経験するとやってよかったと言われる先生がほとんどです」(井ノ口さん)





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