データから見る教育 家庭学習をほとんどしない生徒は中2で最大に

VIEW21[中学版] ともに語る、考える。ベネッセの教育情報誌
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データから見る教育
Benesseの調査データをご紹介。

「第1回 子ども生活実態基本調査」

家庭学習をほとんどしない生徒は中2で最大に

家でほとんど勉強しない中2生

 中学校で過ごす3年の間に、子どもたちの家庭学習時間はどのように変化するのだろうか。3年間の推移を調査したのが下図1、2である。
 まず注目したいのが「ほとんどしない」と回答する生徒の割合が、平日、休日のいずれについても中2で最大になっていることである。「15分くらい〜1時間くらい」の層と合わせると、平日では8割、休日でも7割ほどの中2生が、1日1時間以下しか勉強していないことがわかる。

休日のほうが勉強しない

 一方、平日と休日のグラフを比べてみると、平日よりも休日のほうが、「ほとんどしない」中2生が多いことが読み取れる。
 確かに中2は、部活動や学校行事の中心となる学年であり、学習に意識が向きにくい面がある。しかし、これから夏休みを迎える時期でもあり、日々の時間の使い方をどのように指導するのかは重要な課題だ。「生活日記を毎日つけさせ、保護者にチェックしてもらう」「休み明けに一気に宿題を提出させずに、休みの途中の登校日に小出しに提出させる」といった工夫を行っている学校もある。
 3年生になって慌てないためにも、日々の学習習慣をしっかりと確立していくことが求められる
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図1
※このページの調査データ等は、先生方や保護者の方々への資料として、是非ご活用ください

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