特集 移行期間の課題と対策
VIEW21[中学版] ともに語る、考える。ベネッセの教育情報誌
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これからの課題は「教育課程編成」と「学力向上」

 図7は、移行期間中に特に対応が必要と思われる課題を複数選択式で回答してもらった結果だ。最も多くの教師が課題と考えているのは「教育課程の編成」(全体74%、校長のみ83%)。次に多いのが「学力向上」(全体58%、校長のみ57%)だった。更に「成績下位層への手当て」「学習習慣の確立」と生徒の学力向上にかかわる項目が続く。
 これらの具体的な内容を自由記述形式で回答してもらったところ、

  • 教育課程の編成に関して…担当教科の違いによる教師間の授業時数の不均衡、職員会議や研修、特別活動などの時間の縮減、学校選択が可能となった「選択教科」と「総合的な学習の時間」の配分
  • 学力向上、成績下位層への手当て、学習習慣の確立に関して…各教科を通じた言語能力やコミュニケーション能力の育成、家庭学習の定着
 ――といった内容が目立った。

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図7

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