ベネッセのデータでみる子どもと教育

【1】出典

「子どものICT利用
実態調査」

ベネッセ教育研究開発センター

・調査時期は2008年9〜11月
・調査対象は公立学校の小学4年生〜高校2年生で、有効回答数は合計10,267人(うち小学生は3,146人)。
・抽出法は市区町村の人口規模及び人口密度を考慮した有意抽出法

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ベネッセのデータでみる子どもと教育
第1回

携帯電話の利用実態

「子どものICT利用実態調査」(ベネッセ教育研究開発センター)より

携帯電話を介したいじめや犯罪に巻き込まれる子どもが後を絶たない。中学生の所有率は5割近くに達し、
単に持たせない、持ち込ませないといった対応では抜本的解決には至らないことが想像できる。
ここでは、子どもたちが携帯電話を「どのような意識」で「どのように使っている」のか、その実態を紹介する。

【1】所有率は女子が高く、地域差が大きい

携帯電話の所有率

携帯電話の所有率(*1)は、中学生全体で47.8%。学年別に見ると、1年生40.4%、2年生49.0%、3年生55.2%と学年が上がるにつれて所有率が増える。男女別では、女子の方が男子よりも高く、3年生女子の所有率は65.2%と3人に2人が持っていることになる。
 所有率は地域規模(*2)によって大きな開きがある。大都市では71.3%、中都市では42.7%、郡部では33.4%と、大都市に住む中学生の高さが目立つ。



*1「自分専用の携帯電話を持っている」と「家族と一緒に使う携帯電話を持っている」の合計
*2「大都市」は東京23区内、「中都市」は人口密度が中程度で人口規模が20〜30万人程度の地方中規模都市、「郡部」は人口密度が低く人口規模が1〜5万人程度の町村部、としている


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