特集 研究授業を活性化させる!
 
VIEW21[中学版] ともに語る、考える。ベネッセの教育情報誌
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[3]研究会の内容はプレスリリースで共有

研究紀要をより効果的な内容に変更

 校内授業研究会の内容は、「The校内研」というA4判のレポートにして全教師に配布、参観できなかった教師に報告すると共に、授業者・参観者も振り返れるようにした(図1)。
 更に、年度末には『研究紀要』を作成。1年分の「The校内研」、9教科の研究総括、教師各自の「一人一研究」を基にした研究総括をまとめる。教師各自の総括内容は、(1)授業のねらい、(2)具体的な手立て、(3)指導の大綱、(4)成果と課題とした。以前は校内授業研究の指導案を載せ、その項目に対応させて振り返りと課題を書いてもらっていた。しかし、指導力向上に重要なのは、1度きりの授業の反省ではなく、1年間を通した指導の振り返りと課題であるとして、現在の形式となった。
 このようにして、1年間の総括と次年度に向けた課題を共有し、2月の研究総括会を迎えるというPDCAサイクルを4年掛けて確立させた。

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図1:「The校内研」

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