特集 研究授業を活性化させる!
VIEW21[中学版] ともに語る、考える。ベネッセの教育情報誌
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「みんなで考える場」が生まれ教科外の指導改善をも生む

 公開授業は09年度で3年目を迎え、教師の意識も変化している。研究主任の千田和彦先生は、「当初は多くの先生が『手間が掛かり面倒だ』『忙しいからできれば担当したくない』と思っていました。しかし、実際に皆で取り組むと楽しいものだと分かりました」と話す。取り組み1年目が終わる頃には、「みんなで研修できる場が出来たことが何より良かった」「他教科の授業について、知らないことが多過ぎた。教師でさえそうなら、保護者が誤解してしまうのも分かると思った」といった声が上がった。
 協議会での提案が教科の授業以外の教育活動に反映される例も出てくるなど、教科の枠を超えた授業公開は、教師の一体感を生み、指導改善に結び付いている。


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