特集 研究授業を活性化させる!
VIEW21[中学版] ともに語る、考える。ベネッセの教育情報誌
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福浜中学校の研究授業の工夫

[1]3グループに分かれ、教科を超えた共通テーマを設定

まずは他校の取り組みをまねる

 教師は全員、「学習意欲を高めるための工夫」「学び合いをつくり出すための工夫」「つまずきを克服するための工夫」のいずれかのテーマの研究グループに所属する図1)。これらのテーマを選んだのは、教科特有の課題ではなく、全教科に共通する生徒の学習態度を研究の出発点にし、担当教科の枠を超えて意見を出し合えるようにするためだ。
 テーマ設定に際しては、他校の取り組みを参考にした。千田先生は、「どの先生も多忙で、グループ型研究のノウハウもない状態でゼロから新しいものをつくり上げることは難しい。他校の取り組みを知るために、ホームページで調べたり、視察に訪れたりしました。その中から、本校の生徒に足りない点・改善すべき点が似ていた中学校の研究テーマを取り入れました」と説明する。

図1:3つのグループの研究課題

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