特集 「地域」という教科書

Between(株)進研アドが発刊する高等教育のオピニオン情報誌
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【現場レポート 1】
キーワード 学部ぐるみで地域活性化

ゼミから自主的な活動に発展 学生が若者の就業支援にも関わる

高崎経済大学地域政策学部

多くのゼミで現地調査

 高崎経済大学は、群馬県高崎市が設置する公立大学だ。地域政策学部は、地方分権が進む中で地域づくりを担うリーダーの養成を目的に、1996年度に開設された。この目的に沿って、教育・研究と絡めた様々な形で、地域との連携を深めている。その中で、学生も積極的に地域に出てまちづくりの活動をしている。
 学生は、主にゼミ単位で社会活動に関わっている。高崎経済大学地域政策学部には専任教員が担当するゼミが36ある。「地域の歴史・地域の文化」「地域開発・地域ビジネス」「都市地域の再生・コンパクトなまちづくり」などをテーマとし、ほとんどのゼミが、地域でのフィールド調査やワークショップを実施。そこから、学生の自主的な活動に発展している。
 中でもユニークなのが、地域のイベント情報をラジオで発信する「ラジコム」と、中心市街地の活性化を目指して様々なイベントを展開する「たかさき活性剤本舗」の活動だ。


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