2006年度の私立大学は568校、私立短大は421校ある。2001年度から、前者は72校の増加、後者は68校の減少と、大きな構造変化が生じた*2。2006年度に定員割れした私立大学は222校、私立短大は193校(図1)。前年度に比べ、大学は62校、短大は34校も増加した。2005年度までは定員割れの学校は減少していた。近年、私立短大の中には、事業縮小や募集停止などの対策を取る学園が少なくない。
赤字校(帰属収支差額比率がゼロ%以下)の割合は、2004年度は私立大学は28.3%(152校)、私立短大は44.4%(193校)だった。大学は増加傾向にあり、厳しい状況が進行している。
このような経営環境の中、学校法人の経営破綻が相次いだ。
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