2006年に実施した調査の結果分析で、Between編集部は、「元気な」校風だと学生が感じている大学では学生の総合満足度が高いこと、および「元気な」校風とされる大学のポイントは、企業との共同研究や海外留学などの、大学の外の世界との接点に関わる項目を学生が評価していることの2点を報告した。
そこで、今回の調査では大学の「校風」に着目し、「校風」を表す言葉に対する学生の反応を6つのイメージクラスター(集合体)を利用して集約分析した。これに基づいて、大学への進学動機や入学前の期待度と現在評価との関係を探ってみよう。
まず、所属する大学の「校風」についてどのように感じるか、キーワードとなる単語を提示して、自分の大学に当てはまるかどうか、学生にそれぞれのキーワードに4段階で回答してもらった。分析に際しては、キーワードを「Familiar」「Casual」「Casual/Modern」「Elegant/Casual」「Elegant」「Chic」の6つのイメージクラスターに集約し、学生の入学動機や大学評価との関連を調べた。
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