授業を通して公益の精神を身に付けた多くの学生が、課外活動で地域に溶け込み、貢献しているのも、東北公益文科大学の特徴だ。
学生のパワーに期待して、地域からアルバイトやボランティア、祭りやイベントへの参加など、募集の声が掛かることが多い。その募集を告知する場として、学内のカフェテリアの前には「市民から学生へ・学生から市民へ」という掲示板がある(写真1)。掲示板を見て興味を持った学生がボランティアなどに参加するという形態で、まさに地域のニーズと学生の「地域に貢献したい」という思いをマッチさせる場となっている。
また、同大学には、地域との交流を図るための様々なサークルがある。
「酒田育成チャレンジチーム」は、警察や地域住民と連携し、少年の非行防止や健全育成を目的とする活動を主としたボランティアグループだ。「飛島ふぁんクラブ」は、飛島の島民とミーティングを重ねながら、漂着ゴミ問題の解決に取り組み、島の貴重な自然を調査し、パンフレットを作製して、飛島の魅力を発信している。
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