このフェスティバルでは、毎年11月の2日間、五福キャンパスを開放して子ども向けに遊び場や実験教室を提供するなど、20を超えるイベントが行われる。もともと、人間発達科学部の学生の子どもともっと触れ合いたいという自主活動から始まった。年々参加者が増えて規模が大きくなったため、大学主催の行事となった。しかし、今も学生の手作り行事であることに変わりはなく、大学再編・統合を機にこの行事を知った医学部医学科の学生グループが自主的に参加を申し入れ、「ぬいぐるみ病院」と題して、人間の体の仕組みについて知ってもらう、医学科ならではのブースを設けた。
「『親子フェスティバル』は2006年度で10回目を迎え、入場者数は約1万5000人と、地域の一大イベントとなっている。しかし、再編・統合するまで、ほかのキャンパスの学生はこうしたフェスティバルが行われていることすら知らなかった。このような全学的なイベントをできる限り設け、1つの大学として、全学部の学生が一緒になって地域に貢献できる機会としていきたい」(倉石理事・副学長)
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