志望順位や入試形態と入学後の満足度との関係については、以下の2点の特徴が注目される。
第1に、入学した学校・学部の志望順位が第1志望とそれ以外とでは、満足度に大きな違いが生じる。
当該大学が第1志望であった学生は26.0%が大学教育全体に関する高満足度群に、35.2%が低満足度群に属するのに対して、第2志望以下であった学生は高満足度群が18.8%にとどまり、低満足度群が44.8%に達している。入学した学部が第1志望であったかどうかについて見ても、ほぼ同様の傾向が表れている。
第2に、入試形態に注目すると、推薦入試による入学者は、授業・生活・施設の満足度がいずれも相対的に高いのに対し、センター試験や一般入試といった学力試験による入学者は、全般的に満足度が有意に低くなっている(図表1)。 |