図表5のIRへの取り組みを促進するために重視する施策を見ると、「教員の意識改善」が最も高く、改革土壌の形成に関する項目が高い。教職協働でIRに取り組むために、教職員間の壁を取り払い、職員と教員がIRに対等に取り組む環境づくりが必要である。そのためには学長のリーダーシップが重要になるが、調査結果でも「学長・学部長のリーダーシップの強化」の重視度は高く、教学責任者のマネジメント力が求められている。情報基盤整備にかかわる項目も重視度が高い。散在している情報を一元的に管理し、誰もが容易に取り出せるシステムを構築することは、IRに着手する初期段階で必要な取り組みといえる。
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