コーオプ教育の教科書ともいえる「International Handbook for Cooperative Education」(WACE)では、次のように定義している。「教室での学習と、学生の学問上・職業上の目標に関係する分野での有益な職業体験とを統合する、組織化された教育戦略。学生、大学、企業の連携活動であり、当事者それぞれが固有の義務と責任を持つ」。就業体験と学校での学びを交互に行い、有機的に融合させることにより、学生の能力をスパイラル的にアップさせる教育プログラムである。
カナダ全域の高等教育機関と日本企業による「日加コーオプ・プログラム」では、1992年から毎年10〜70人のカナダ人学生が、半年〜1年間、15企業(2009年度)で就業体験をしている。
福井県にある従業員約600人の製造業の会社では、この10年間、社員教育のために、毎年、海外からの学生を受け入れている。コーオプ学生は、大学でしっかり勉強しており学ぶ意欲も高く、自分のキャリアについてもきちんと考えているため、社員にとって刺激が大きいという。
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