第3ステップで作成した三角形の底辺(AP)を、第2ステップで作成した到達目標のライン(DP)まで引き上げる戦略を記載したものがCPである。CPは3つのポリシーの中でも最も表現が困難である。なぜなら、CPは、DPと各科目到達目標との関連性、学習内容の順次性、科目間の内容の関連性、必修・選択科目の区別、単位の上限・下限の設定、成績評価や時間割上の制約、資格対応科目の区別など、多様な要素を表現しなければならないからである。
これらの要素を文章化すると膨大な量となり、主な読み手である大学生や高校生にとって、理解が困難なものとなる。これを解消するために、CPを図示化して表現することを提案する。これにより多様な要素をわかりやすく、記憶に残る形式で提供できる。以下では、図示化の具体的な方法として、カリキュラム・チェックリストとカリキュラム・マップの開発手順について述べる。
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