特集
Between(株)進研アドが発刊する高等教育のオピニオン情報誌
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体系的な公開に向け規程を検討

 立命館大学は、これまでも情報公開に積極的だった。その出発点は、1988年に発刊した『学園案内Crossroads』だ。「大学が知らせたい情報」ではなく「社会一般の人々が知りたい情報」を発信する広報への転換を図り、学生数や教職員数、蔵書数などの学内情報の公開に踏み切った。2001年にはウェブサイトに「データでみる立命館」のページを設け、これらの情報を広く公開した。
 このような施策を進めてきた立命館大学にとっての課題は、附属校を含む学校法人全体の情報を網羅し、誰にどこまで開示するかという体系的に整理された情報公開だった。
 2009年秋、副理事長や総務・財務担当の理事、法律学や経営学の教授など、約10人のメンバーで構成された情報公開規程案検討委員会で検討し、2010年4月に立命館情報公開規程を施行した。


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