特集
Between(株)進研アドが発刊する高等教育のオピニオン情報誌
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人材育成にかかわる情報を社会に向けて発信

 今後は、高校現場だけでなく、企業に自学の教育内容を理解してもらうことにも力を入れるという。
 勝山所長は、「大学が公開する教育内容や成績評価はあてにならないという理由で、いまだに大学の知名度や偏差値を採用の基準にしている企業も少なくない。学生が4年間で何を学んだかをきちんと見ていただきたいし、そのために必要な情報の公開は惜しまない」と述べる。
 原事務長も、「人材育成は、大学のミッション。社会的信頼を得るうえで何よりも重要なことは、大学が育成した人物を社会に評価していただくことだ。質の高い学生を育成するために、本学がどのような教育を行っているのか、どのように成績を評価しているのかをきちんと示すことも、大切な役割だと考えている」と強調する。
 2010年にアドミッション・ポリシー、カリキュラム・ポリシー、ディプロマ・ポリシーを公開したのも、教育の理念や特色を知ってもらうためだ。自信を持って人材を送り出すと同時に、育成のプロセスも公開することにより、社会からのさらなる信頼の獲得をめざしている。


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