VIEW21 2001.06  指導変革の軌跡 三重県立川越高校

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三重県立川越高校

校風づくり
職員室への入室を自由にし、
生徒とのコミュニケーションの場に

三重県立川越高校
今年4月で創立16年目を迎えた県内で一番新しい高校。地元中学生の英語弁論大会や地元の朝鮮初中級学校との交流会を開催するなど、地域との連携や国際交流に力を入れる。文武両道をモットーとし、部活動への参加は7割以上。'00年度は空手道部女子が全国総合体育大会に出場。
住所/三重県三重郡川越町大字豊田2302−1 電話/0593(64)5800

写真 三重県立川越高校 設立 1986年(昭和61年)
形態 共学/普通科、英語科
生徒数(一学年) 約400名(内英語科約80名)
'01年度入試実績 国公立大学には三重大25名、名古屋大2名など、121名が合格。私立大には南山大72名、関西大11名など延べ678名が合格。

川越高校……取り組みのポイント

  1. 廊下で自習する「廊下学習」
    生徒が自主的に倉庫から机と椅子を持ち出し、校内の廊下で自習を行っている。学年全体の「受験」へのムードを高めるのに大いに効果を発揮している。
  2. 受験生への意識転換を促す進路週間
    3年生の卒業直後に進路週間を設定して、進路学習の行事を集中的に実施。学校の雰囲気を引き締め、2年生に受験を意識させる。
  3. 3学年担任室を進路指導室の隣室に
    いつでもどこでも生徒が気軽に教師に相談できる雰囲気づくりを実践。生徒は職員室や担任室を頻繁に訪れている。


写真 鈴木達哉 写真 水谷久康 写真 中村法光
三重県立川越高校進路指導部長
鈴木達哉
Suzuki Tatsuya
教職歴20年目。同校に赴任して16年目。国語担当。「広い視野、行動力、公正な判断力を持った生徒を育てたい。そのために一番大切なことは約束を守ることだと思っています」
三重県立川越高校教諭
水谷久康
Mizutani Hisayasu
教職歴23年目。同校に赴任して14年目。公民担当。「生徒の関心をぐっとこちらに引きつけるために、時には笑いをとることも大切。硬軟のバランスの取れた指導を心掛けています」
三重県立川越高校教諭
中村法光
Nakamura Norimitsu
教職歴36年目。同校に赴任して13年目。国語担当。「一人ひとりの生徒が持っているいいところを、この高校に通っている3年間で花開くような指導をずっとしていきたいですね」

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