VIEW21 2001.09  特集 国際化を視野に入れた進路観の養成

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国際化を視野に入れた進路観の養成

異文化理解の取り組みが拓く生徒の将来展望

 学力向上の一手段として、異文化との接触を契機に国際化を視野に入れた進路観を養成し、学力向上へと結び付ける指導を考える。


学力低下の懸念にどう応えるかが、学校の最大の関心事

 学習内容が3割削減される新教育課程の小・中学校への導入、さらには小中高一斉に導入される週5日制を来年度に控え、現在多くの高校では「いかにして生徒の学力を維持し、向上させるか」が最大の関心事となっている。
 また、大学全入時代を目前に控え、生徒たちの価値観が多様化する中で、多くの教師が単に「勉強しろ」という掛け声だけでは動かない今の生徒たちをどうやって学びに誘い、学力を保証するかに危機感を抱いている。
 ここでは、なぜ進路観の養成が生徒の学力向上に効果があるのかを明らかにし、そして国際化を視野に入れる意義について考察してみたい。


写真 山下仁司
ベネッセコーポレーション
国際教育事業部長

山下仁司
Yamashita Hitoshi

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