ベネッセ教育総合研究所
理数教育の展望
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堀場製作所が取り組む人材育成 part1
インターンシップ生、海外研修生の交流
 堀場製作所では海外研修生、及び国内の大学・高校からのインターンシップ生を積極的に受け入れている。研修プログラム中の交流会で、日本の学生は「働く現場の体験」だけでなく、海外の学生の働くことへの意欲の高さ、語学力のレベルなどを目の当たりにし、大いに刺激を受けるという。

堀場雅夫賞
 同社の創立50周年を機に創設。国内外の技術者・研究者を対象に画期的で、独創的な分析・計測技術の研究を評価し表彰することにより、研究者を支援する。

「分析」を切り口に情報発信
 堀場製作所の分析技術を社会に還元する試みの一つとして、ホームページを通じ、「分析」を切り口に、地球環境問題に関する知識や情報を提供。92年からは全国から寄せられた酸性雨の測定結果を集積、そのデータから得た解析結果を提供する活動も実施中。
http://www.horiba.co.jp
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part2
技術系新入社員に設計・製作実習
 新人研修時、設計の段階からものづくりにチャレンジするという機会を設けている。2004年度のテーマは「温度計」。グループ内でコミュニケーションを図りながら、ものづくりの成功体験を積む。完成した作品を発表する「社内展示会」も行う。

「人材」を「人財」へ育てる社員教育
 入社後、半年間かけてビジネスマナーから業務上必要な技術・知識、語学まできめ細かい新入社員教育を実施。その後も職能・目的に応じてスキルアップのためのカリキュラムが豊富に用意されている。

出前授業の実施
 科学や環境問題に興味を持ってもらおうと、02年から同社の社員が講師となって、小学校で出前授業を実施。04年7月には京都市内の小学校で、排ガス測定やプールの水のpH測定などを行った。
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