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取り組みが分かる! ピンポイントQ&A |
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Q
連携先の大学や研究機関・企業とのネットワーク作りはどのように進めたのですか?
A
SSH指定が決定してから、教育委員会の指導課長と本校校長が広島大に赴き、支援を要請しました。大学側にすれば、特定の公立高校にどこまで協力できるのかという思いがあるはずです。私たちにとってはSSHという枠が外れたとき、高大連携をどのように維持するかが極めて重要な課題になっています。
Q
SSH事業の認定が終了した後も、続けたい取り組みはありますか? また、継続させるための施策として考えていることはありますか?
A
「理数研究」は学校設定科目として残すつもりです。「総合的な学習の時間」との連携も考えています。「理数ゼミ」も規模は縮小しても質を落とさずに続ける予定です。また、研究成果を発表できるコンテストの開催を県には期待しています。外部の人に向けて発表し、評価してもらう場があると生徒の励みになります。
Q
地域や中学、保護者に対する発信・還元はどのように行っていますか?
A
中学生に向けては、「理数ゼミ」の活動を知ってもらう説明会を実施しています。また、03年度は本校が主催して県内の理数科の高校生が交流する「理数フォーラム」を開催しました。残念なことに04年度は開催できませんでした。高校間の連携を継続させるため、教育委員会のリーダーシップを期待しています。
Q
学校内の組織運営上、特に工夫された点は? あるいは課題となったことは?
A
工夫した点は、教員間に文書主義を徹底したことです。各ワーキンググループのチーフが、目標設定や評価方法を文書にまとめ、教員全員が閲覧できる共有ファイルに格納していきます。本校のSSHでは、物事がどのように検討、決定されているのかを教師全員が知ることができる仕組みになっています。
Q
SSHに対し、地域、中学、保護者、大学からはどのような評価を受けましたか。
A
広島大の科学シンポジウムへの参加などを通して、大学からは高い関心と評価を得ていると実感しています。確かに、国立大学の独立法人化という追い風はあるでしょうが、しかし、大学にかなりの負担をかけているのも事実です。高大連携を「Give and Take」で続けていくことができるかどうかが課題だと考えています。 |
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