特集 「学校力」を考える(2)「学校経営力」を高める
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特集
「学校力」を考える(2) 「学校経営力」を高める

「学校力」を高めるため、学校現場では
教科指導や生活指導など数多くの施策に取り組んでいる。
それらを効果的・効率的に行うために、
今後ますます必要と思われるのが「経営」の観点だ。
特集「『学校力』を考える」の第二弾では、
利潤を追求する企業の経営ではなく、
高校に適した「経営」とは
どのようなものなのかを考える。

【OVERHEAD VIEW】

特集テーマを俯瞰し、見えてきた課題解決の糸口
学校経営に求められる4つのポイント
教師が課題を実感し
共有できるビジョンづくり
フラット型組織を生かした
組織マネジメント
学校経営におけるビジョンは、
教師たちが自分の課題として実感できることが
重要である。
数値だけにとらわれず、
抽象的であっても
教師全員で共有できるビジョンづくりが必要となる。

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P.2「水本先生インタビュー」P.7・11「学校事例」など

教科や分掌の枠組みを越えた
取り組みをいかに実現するか。
教師が対等な関係にある学校組織の
特長を生かし、
既存の枠を打破するマネジメントが、
学校経営力を高める鍵を握る。


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P.7・11「学校事例」P.15「木岡先生実践のヒント」など

入学から卒業まで
時間軸を意識した戦略
「リフレクション」による
取り組みの軌道修正
ヒト・モノ・カネ・情報と、
指導に使える資源は限られている。
3年間均等に力を入れるのではなく、
「入り口」「中身」「出口」の中で
どの時期に重点を置くのか
自校の課題に合わせた戦略を持ちたい。

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P.2「水本先生インタビュー」P.7・11「学校事例」など

 

同じ取り組みでも
生徒の反応は千差万別だ。
たとえ過去に効果のあった取り組みだとしても、
常に振り返り(リフレクション)を行い、
生徒の状況に合わせてビジョンや目標を
変えていくような仕組みを取り入れたい。


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P.2「水本先生インタビュー」P.15「木岡先生実践のヒント」など

編集長より

今回、先生方と共に考えたいテーマは
学校ならではの「経営力」です。

 特集「学校力を考える」の第二弾は学校経営力。PDCAに基づいたマネジメント手法を活用し、学校改革を推進している学校が増えています。しかし、「経営」という言葉が醸し出すイメージは、どこかクールで学校には馴染まない、という現場の声もうかがいます。学校というホットな場にふさわしい「経営」とはどのようなものなのか。高校現場が抱える課題を踏まえながら、このテーマに迫ります。


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