生きたデータの見せ方・つくり方 1年生冬休み前の意識付け
VIEW21[高校版] 新しい進路指導のパートナー
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CASE4 進路を考えさせる
『VIEW21』編集部ヒアリング結果より
図7
※上記の加工可能な資料がダウンロードできます
■今年度センター試験の時系列の説明図 Excelダウンロード(24KB)
■学校行事・指導の流れと各行事のテーマ Excelダウンロード(17KB)
データ作成・加工の POINT
1年生は、受験はまだ2年先という感覚であるが、3年生が一生懸命勉強しているこの時期に、センター試験の仕組みや国公立大・私立大の入試制度を説明しておくと効果的だ。その際、(7)のようなフロー図を見せることでよりわかりやすく伝えることができる。また、単に入試の仕組みを理解させるだけではなく、日々の授業や定期試験、模試、各種行事などのテーマを(8)のように生徒に考えさせることで、高校生活のすべてが入試や将来に向かってつながっていることを意識付けたい。
プラスαの一工夫
職業インタビューで進路意識を高めさせる
多くの学校で、文理選択を確定させるこの時期、進路について考えさせることも重要になる。冬休みの課題として職業インタビューを課し、自分の保護者に職業についてのインタビューを行わせれば、親子のコミュニケーションのきっかけにもなる。
卒業生を活用し進路を考えさせる
将来の進路について考えさせる際、保護者だけではなく、卒業生を活用するのもよい方法だ。学校に卒業生を招き、大学の様子などを語ってもらえば、生徒の進路意識は高まるだろう。卒業したばかりであれば、センター試験の話をしてもらうのもタイムリーだ。卒業生の声といえば、3年生向けのものが多くなるが、1年生にとっても同様に有意義であるはずだ。

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