特集 「多様化」する保護者にどう対応するか
VIEW21[高校版] 新しい進路指導のパートナー
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3.保護者同士、学校と保護者がコミュニケーションできる場をつくる

◎保護者と学校の双方向性を確保

 学校からの一方的な情報発信だけでは、保護者との信頼関係は築けない。取り組みには、保護者と学校が双方向でやりとりができる仕組みを持たせたい。
・保護者会の出欠票を活用―保護者会の出欠票に質問や悩みを記入してもらい、それらに保護者会で答える。
・メールの活用―ウェブサイトに「意見箱」のようなコンテンツを設ける。送られてきたメールには、ウェブサイトや保護者会で回答する。
・配付物の活用―学校に寄せられた意見等は本人に返答するだけでなく、保護者への配付物でも取り上げる。

◎保護者同士のつながりをつくる

 少子化の影響で、同世代の子どもを持つ知り合いが少なく、1人で悩む保護者が増えているようだ。学校はそうした保護者をつなぐ場として最適といえるだろう。保護者同士のつながりができれば、保護者会の出席率も高まるのではないだろうか。
・保護者会でグループワークを実施―保護者を少人数のグループに分け、悩みや不安を語り合ってもらう。共通の話題が出るよう、グループ分けには十分配慮したい。
・配付物に保護者の考えを紹介―保護者への配付物に、PTAや学校に寄せられた保護者の考えを紹介する。

「多様化」する保護者への対応のポイント

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