VIEW'S REPORT 生徒指導
図三次市は広島市から車で約1時間40分


広島県立 三次(みよし)高校

設立●1898(明治31)年
形態●全日制/普通科/共学
生徒数●1学年約260名
08年度入試進路実績●08年度進路実績 国公立大には東北大、名古屋大、九州大、北海道大、広島大、島根大など62名が合格。私立大には同志社大、立命館大、関西学院大、関西大、近畿大、中央大、広島経済大、広島修道大など、延べ290名が合格。
住所●〒728-0017
広島県三次市南畑敷町155番地
電話●0824-63-4104

Web Site●http://www.miyoshi-h.
hiroshima-c.ed.jp/

VIEW21[高校版] 新しい進路指導のパートナー
  PAGE 6/10 前ページ 次ページ
広島県立 三次(みよし)高校

「私たちの仕事は
生徒たちの夢≠目標≠ノ変えること」

成績上位層の校区外への流出を止めたい

 広島県立三次高校の2008年度国公立大合格者数は62名。60名を上回ったのは、1964年以来、実に44年ぶりのことだった。
 県北の雄――。今年、創立110周年を迎えた同校は、旧制中学を前身とした、県内の伝統校の一つ。ところが、長らく国公立大合格者数1桁という低迷の時代が続いたこともある。中山間地に位置するこの地域は、過疎化が進む。更に、学力の高い生徒は、瀬戸内海沿岸部の高校へと進学していくのが現状だ。04〜06年度に、地元の三次市内の中学校から校区外の高校に進学した生徒は年間約200名だった。
 三谷弘子先生は「なんとか流出を食い止めて、成績上位層が入学してくる高校にしなければならないという大きな課題がありました」と話す。 少子化による定員減を前任校で経験し、4年前に同校に赴任した溝口徹先生が続ける。
 「当時、本校にはまだ生徒が集まっていましたが、前任校での経験上、早く動き始めなければと思っていました」
 そうした状況に同校が置かれていたときに、赴任してきたのが田邊康嗣校長だ。05年度に着任した田邊校長は開口一番、教職員たちにこう言った。
 「変わらなければ!」
 続いて、06年度に田中清裕教頭が着任した。その当時の様子を、瀬尾充秀先生は「伝統校という名の上に、教師はあぐらをかいていた面が確かにあり、それをだれも打破できませんでした。そこに、志を持った校長とノウハウを持つ教頭が赴任してきたのです」と振り返る。

写真
◎後列左から
早稲田浩太郎
進路指導部、2学年主任
(06年度3学年主任)
三谷弘子
進路指導主事、3学年副担任
田中清裕
教頭
◎前列左から
溝口 徹
進路指導部、1学年
主任(06年度2学年主任、
07年度3学年理数コース担任)
瀬尾充秀
進路指導部、3学年主任

  PAGE 6/10 前ページ 次ページ
目次へもどる
高等学校向けトップへ