大学生の学習・生活実態調査報告書
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第1章 大学入学までの実態

第1節 高校での学習と生活について

大学入学までに経験したこと

 大学入学までに経験したこととして「浪人をした」が17.7%と最も多く、性別では男子、学部系統別では「保健その他」で浪人経験者が多い結果となった。一方で「他の高等教育機関(他の大学・短大、専門学校など)に入学した」「海外留学した」など、大学への編入学や高校時代の留学経験はわずかであった。

Q
現在の大学に入学するまでの経験として、あてはまるものすべてをお選びください。
 現在の大学生は、大学に入学するまでの過程でどのような学習・生活体験を経てきたのだろうか。現在の大学に入学するまでの、浪人、編入学、留学の経験などについてたずねた。図1-1-1をみると「浪人をした」が17.7%と最も多く、「大学全入」時代といわれているものの、浪人を経て入学してくる学生が一定の割合で存在していることが確認できる。一方、「他の高等教育機関(他の大学・短大、専門学校など)に入学した」(3.1%)、「海外留学した」(2.4%)と、大学への編入学や高校時代の留学経験は1割にも満たなかった。
図1−1−1 大学入学までに経験したこと(全体)
 図1-1-2で性別での違いをみると、「浪人をした」(男子21.9%>女子11.4%、以下同)で、男子の比率が高く、逆に「海外留学した」(1.7%<3.5%)では女子の比率が男子に比べやや高い結果となった。
図1−1−2 大学入学までに経験したこと(性別)
 次に学部系統別での違いを表1-1-1に示した。「保健その他」で「浪人をした」が27.6%と、全体に比べ10ポイント程度高い結果となった。「保健その他」には、医学部、歯学部などが含まれており、これらの学部では他の学部と比べて現役での入学が難しいという傾向が確認できる。
 一方で「人文科学」では、「浪人をした」が11.8%と全体に比べ5ポイント程度低いが、これは「人文科学」で女子の比率が高い(女子68.1%、男子31.9%、巻末の基礎集計表を参照)ことも影響していると考えられる。また「人文科学」では「海外留学した」が5.5%であり、他の学部系統に比べて若干比率が高いことが確認できる。
 なお「他の高等教育機関(他の大学・短大、専門学校など)に入学した」は、性別、学部系統別とも差はみられなかった。
表1−1−1 大学入学までに経験したこと(全体・学部系統別)
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