第4回学習基本調査・中学生版
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 第2章 中学生の学習に関する意識・実態



 * * *  第1節 中学生の学習行動  * * * 

1. 学校での学習の様子


   (1)好きな教科

「数学」「理科」は第3回より「好き」の回答比率が増加し、第2回の水準に戻り、理数系科目が好きな中学生が増えている。性別でみると、男子は「理科」「数学」「体育」が好きで、「国語」が苦手であるのに対して、女子は「音楽」「美術」「国語」が好きで、理数系科目が苦手なようである。


Q.あなたは、次の教科や学習の時間の勉強がどのくらい好きですか。

図2-1-1 好きな教科(時系列)

 中学生に教科や学習の時間の勉強がどのくらい好きなのかをたずねてみた。図2-1-1は第1回からの時系列変化をグラフにしたものである。
 まず、国語・社会・数学・理科・英語の5教科における、「好き」(「とても好き」+「まあ好き」の%、以下同)の回答比率をみてみよう。「数学」は第3回の39.4%より5.6ポイント増加し、45.0%となっており、第2回の水準に戻っている。「理科」でも「数学」と同様の傾向がみられた。「理科」は第3回の46.8%より6.3ポイント増加し、53.1%となっており、第2回の水準に戻っている。理数系科目が好きな中学生が増えているといえる。


 「社会」については、「好き」の回答比率が第1回では49.2%だったが、第2回では42.1%と、7.1ポイント減少していた。その後、今回までずっと横ばいである。「英語」については、第1回の38.1%から第2回の43.3%へといったん増加したものの、今回は39.4%と、微減している。

 今回、「英語」は全教科のうち、「好き」の回答比率がもっとも低い。逆に、「嫌い」(「とても嫌い」+「まあ嫌い」の%)の回答比率は全教科の中でもっとも高い。ここでは図表は省略するが、「英語」に対して、「嫌い」と回答した比率は30.5%となっている。「英語」を教科として学びはじめるのは中学1年生からではあるが、現在、小学校段階でも、「総合的な学習の時間」などで、何らかのかたちで英語と接触する子どもが多くなっている。たとえば小学校での英語学習の経験をうまく中学校での学習につなげる工夫をすることで、「英語」を「嫌い」とする回答がもう少し減少する可能性も考えられるのではないだろうか。


 実技教科は第3回と比べて、あまり変化がみられなかった。中学生がもっとも好きな教科は、16年間変わらず「体育」(第4回67.1%)である。第3回からたずねている「総合的な学習の時間」はこの5年間、横ばいである。

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