第4回学習基本調査・中学生版
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学習基本調査の特徴

 学習基本調査は、「(1)学習に関する意識・実態調査(アンケート調査)」と「(2)学力調査」、「(3)都市間国際比較調査」の3種類からなっている。(1)は第1回(1990年)、第2回(1996年)、第3回(2001年)、第4回(2006年)と、ほぼ同一の小学校、中学校、高校を中心にご協力いただき実施した。(2)は(1)の対象となった小学校、中学校を対象に第3回、第4回で実施し、(3)はアジアと欧米の大都市の児童に対して、はじめて実施した。
 学習基本調査の特徴は以下のようにまとめられる。

1.時代による変化を把握することができる

 「(1)学習に関する意識・実態調査」は、時系列的に調査することを目的として企画した。そのため調査項目は、時代や教育環境の変化に応じて多少の追加・削除はあるものの、ほぼ同一の項目を使用している。本報告書では1990年から2006年までの16年間で子どもたちの意識・実態がどのように変化したかという視点で分析を行っている。
 調査対象は、大都市、地方都市、郡部の3地域の公立校から選定し、地域による違いがみられるようにしている。また対象学年は、小学校5年生、中学校2年生、高校2年生を選んでいる。高校に関しては、普通科を対象とし、進学状況による違いがみられる学校群を選定している。調査対象校は、4回の調査ともほぼ同一で、時系列的な変化を把握することができる。

2.小学生、中学生、高校生の学習実態の比較ができる

「(1)学習に関する意識・実態調査」は、小学生、中学生、高校生という学校段階の違いがみられるよう、共通の質問項目を設定している。学校段階による違いを一部抜粋したもの(『第4回 学習基本調査 国内調査・速報版』)をベネッセ教育研究開発センターのウェブサイト(http://benesse.jp/berd/)に掲載している。
 報告書は、小学生版、中学生版、高校生版の3冊に分かれている。

3.学力の実態を把握することができる

 「(2)学力調査」は、実際の学力の状況を把握するために、小学生、中学生に対して算数・数学と国語のテストを行っている。学習指導要領に沿った知識・理解を測定する問題と、知識・技能を日常生活や問題解決の場面で活用する力を測定する問題を作成し、「(1)学習に関する意識・実態調査」の対象となった児童・生徒の一部に調査を行った。 

4.意識・実態と学力の関係を明らかにできる

 「(1)学習に関する意識・実態調査」と「(2)学力調査」の両方のデータから、意識・実態と学力がどのような関係にあるかを明らかにする。 

5.国際比較により児童の学習意識・実態の違いを把握することができる

「(3)都市間国際比較調査」は、アジアと欧米の5か国6都市と日本(東京)の児童の学習意識・実態の違いを把握することを目的として調査を行っている。調査対象は日本の小学校5年生相当の児童とし、調査項目は各国の教育課程や教育事情を考慮して多少の追加・削除をしているが、ほぼ同一の項目を用い、各都市間での違いがみられるように配慮している。
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