学習基本調査・国際6都市調査 速報版
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1.好きな教科

「国語」や「算数・数学」などの教科の「好き」の割合は、北京では8割を超えるが、それ以外の都市では5〜7割程度である。いずれの都市でも「体育」を「好き」と回答する割合が高く、全体として実技教科を好む傾向がみられる。


※初等教育で履修する教科は、国や都市によって異なる。そのため今回の調査では、その都市の実態に即して、教科の項目を設定した。したがって、それぞれの都市に共通している教科もあるが、異なる教科もある。また、都市によっては、履修する教科やその内容が学校によって異なるケースもある。

 東京

  ▼表1−1 東京のある小学校の時間割例(小学5年生)
図
注1:複数の教科が示されている時間帯は、週によって実施する教科を変えている。
注2:一部の教科や時間について、名称を略記した。
  ▼図1−1 好きな教科(東京)
図

もっとも人気が高いのは「体育」で、「好き」(とても好き+まあ好き)の割合は8割を超える。これに「家庭」(78.0%)、「図画工作」(77.3%)、「音楽」(70.8%)が続き、実技教科を好んでいる様子がわかる。実技教科以外では「理科」と「算数」の人気が高く、いずれも6割以上が「好き」と回答している。これとは反対に文系教科では「好き」の比率がやや低く、「社会」では51.9%にとどまっている。

 ソウル

  ▼表1−2 ソウルのある小学校の時間割例(小学5年生)
図
注1:「国語」は、「読む」と「話す・聞く・書く」で構成されている。
注2:「実科」は、日本の「技術・家庭」に相当する。
注3: 「裁量活動」は、学校独自の裁量で行われるもので、情報教育、漢文(漢字)、外国語、環境教育、読書などを行っている学校が多い。
注4:「特別活動」は、学級会などを行う時間。
注5:土曜日は隔週で授業を行っている。
  ▼図1−2 好きな教科(ソウル)
図

9割弱の小学生が体育を「好き」(とても好き+まあ好き)と回答しており、人気の高さが際立っている。以下、 「裁量活動」(79.1%)、 「美術」(73.2%)、「音楽」(67.0%)と続いており、実技教科を好む傾向は東京と似ている。もっとも好まれていない教科は「社会」(41.7%)で、90年代から導入された「英語」(56.9%)も他の教科と比較して「好き」の割合が低い。

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