学習基本調査・国際6都市調査 速報版
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2.学校外の学習の様子

1.平日の学習時間・宿題をする時間・テレビ視聴時間

ヘルシンキ、ロンドン、ワシントンDCでは、平日の学習時間を、「およそ30分」「1時間」と回答する比率が高く、1時間以内を目安に行っている。これに対して、ソウルは4人に1人が「それ以上」(3時間30分を超える)と回答するなど、学習量が顕著に多い。北京は特定の時間に集中する傾向がみられない。これに対して東京は、「およそ30分」「1時間」が多い一方で、「それ以上」も1割を超えており、二極分化の様子がみられる。

  ▼図2−1 平日の学習時間
図
注 :学習塾や家庭教師について勉強する時間も含む。

学校外での平日の学習時間をたずねたところ、「ほとんどしない」の比率は、ヘルシンキ16.5%、ロンドン10.2%、東京8.5%、ワシントンDC6.8%、ソウル5.3%、北京1.0%であり、いずれの都市でも大部分の小学生は学校外で学習している。さらに、「3時間」以上学習をしている小学生は、ソウル(44.3%)でもっとも多く、北京(31.4%)、東京(23.5%)、ロンドン(11.0%)、ヘルシンキ(10.3%)、ワシントンDC(5.8%)の順になっている。総じて東アジアの3都市の小学生は、長い時間学習している様子がわかる(図2−1)。

  ▼図2−2 宿題をする時間
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注 :図2ー1の学習時間のうち、学校の宿題や課題をする時間。

宿題をする時間は、いずれの都市でも「30分」という回答がもっとも多い。ただし、北京は「1時間」以上の合計が48.5%と、他の都市に比べて多い(図2−2)。

  ▼図2−3 平日の学習時間に占める宿題をする時間の比率
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注 : 平日の学習時間の平均は「ほとんどしない」を0分、「3時間30分」を210分、「それ以上」を240分のように置き換えて、「無回答・不明」を除いて算出した。宿題をする時間の平均は「ほとんどしない」を0分、「2時間」を120分、「それ以上」を150分のように置き換えて、「無回答・不明」を除いて算出した。

平日の学習時間と宿題をする時間の平均をまとめたものが図2−3である。学校外での学習について、欧米の3都市では学校の宿題中心であるのに対して、東京とソウルは宿題以外の学習時間が長い。また北京は、宿題、宿題以外のいずれの時間も長い傾向がある。

  ▼図2−4 平日のテレビ視聴時間
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注 : 平均視聴時間は「ほとんど見ない」を0分、「3時間30分」を210分、「それ以上」を240分のように置き換えて、「無回答・不明」を除いて算出した。

平日のテレビの視聴時間をみると、「ほとんど見ない」の比率は北京、ソウルでもっとも高く、それぞれ25.4%、16.9%である。さらに平均視聴時間も1時間〜1時間半程度であり、学習時間が長い分、テレビの視聴時間は短い傾向にあるようだ。それに対して東京、ヘルシンキ、ロンドン、ワシントンDCでは「ほとんど見ない」は1割に満たず、「2時間」以上の回答が半数を超える(図2−4)。


*たとえば、「3時間」以上は「3時間」〜「それ以上」の合計を示している。

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