学習塾や習い事の状況（東京・ソウル）：学習基本調査・国際６都市調査　速報版

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３．学習塾や習い事の状況

ソウルと北京では通塾率が７割を超える。東京の小学生も半数以上が学習塾に通っている。これに対して、欧米の３都市は、学校以外で学習している小学生は少ない。習い事や学校外のクラブについては、いずれの都市でも多くの小学生が「スポーツ」や「音楽」などの活動をしており、「何もしていない」という回答は２割に満たない。

※学校外の学習機会や習い事の状況は、国や都市によって異なる。そのため、今回の調査では、その都市の実態に即して、学習塾や習い事の質問を設定した。

■　東京

▼図２－６　学習塾の通塾率（東京）

▼図２－７　習い事の状況（東京）

注１：複数回答。
注２：学校外のクラブも含まれる（他の都市も同様）。

東京では、およそ半数（51.6％）の小学生が学習塾に「行っている」と回答している。学習塾に通う週あたりの日数は、「２日」（29.3％）、「３日」（34.2％）が多い。また、１回あたりの時間は「２時間くらい」（27.7％）、「３時間くらい」（33.7％）が多い（図２－６）。
習い事では「スポーツ」（51.9％）がもっとも多く、半数を超えている。次いで「音楽」（26.9％）、「英語」（18.1％）の比率が高い（図２－７）。

■　ソウル

▼図２－８　学習塾の通塾率（ソウル）

▼図２－９　習い事の状況（ソウル）

注１：複数回答。
注２：韓国では小学３年生以上で英語が必修であるため、学習塾に通っているケースが多い。習い事での「外国語」には、そのような学習塾に通っているケースも回答に含まれている可能性がある。
注３：学校が場を提供し、外部の講師を招くなどの放課後活動も回答に含まれている可能性がある。

ソウルでは「学院（ハゴン）」とよばれる学習塾や習い事がとても盛んである。４人に３人の割合で学習塾に通い、その日数も「５日」以上＊が73.0％にのぼる。多くの小学生が毎日のように学習塾に通っていることがわかる。１回あたりの時間は、「２時間くらい」（32.7％）、「３時間くらい」（28.3％）が多い（図２－８）。
習い事では「外国語」の比率が高く、半数を超えている。２番目に多いのは「スポーツ」（36.2％）であるが、他の都市に比べると数値がやや低い（図２－９）。

＊「５日」以上は「５日」～「７日（毎日）」の合計を示している。


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３．学習塾や習い事の状況

■ 東京

■ ソウル

■　東京

■　ソウル