授業と家庭学習のリンクが子どもの学力を伸ばす -学力向上のための基本調査2008より

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第2章 授業改善と結びつけた家庭学習充実の取り組み構造モデルの提唱/
2-3 子どもの家庭学習と総合学力との関係/2.子どもの「家庭学習力」と総合学力との関係

【3】宿題と自主的学習の取り組みパターンと教科学力との関係

本節の最後に、宿題と自主的学習の取り組みパターンと授業理解度(意識)ならびに教科学力(学力調査結果)との関係を見ておく。

●宿題と自主的な学習の両方に取り組んでいる子どもの授業理解度、教科学力はともに高い

図表2-3-16:「宿題」と「自主的学習」の取り組みパターンと教科学力との関係

注1) 宿題:「学校の先生が出した宿題をきちんとやり遂げている(問11−11)」の肯定的回答者(とても・まあ)を「○」、否定的回答者(あまり・まったく)を「×」としている。
自主的学習:家庭学習力の中の次の3つの設問の回答スコア平均の基準値(2.50)以上を○、基準値未満を×としている。

  • 「学校で学んだことについて詳しく知るために自分で進んで学習していることがある(問11−27)」(※)
  • 「難しいことでも自分から進んで学習していることがある(問11−28)」
  • 「自分の得意分野をさらに伸ばすために自分なりに家で学んでいることがある(問11−29)」
    (※)小5生では「学校以外の勉強で好きなことを自分で調べたり作ったりしていることがある(問11−27)」

注2) 自主的学習の指標として用いた上の3つの項目は、家庭学習力の項目に対して行った因子分析で抽出された「自主的学習」の因子と一致している(第3章1節参照)。

注3) 授業理解度総合スコアは、国語・算数/数学の2教科について、「4.よく理解している」「3.まあ理解している」「2.あまり理解していない」「1.まったく理解していない」の回答合計を偏差値換算している。

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