「データで考える子どもの世界」
子どものICT利用実態調査
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◆第1章 携帯電話の利用/第1節 携帯電話の利用の実態◆

   【4】 携帯電話料金の支払者
中・高校生に「毎月の携帯電話の料金は、誰が払っていますか」とたずねたところ、「すべて親が払っている」と回答したのは、中学生92.7%、高校生85.1%であった。

 ◆高校生では「すべて親が払っている」割合が下がる

 「毎月の携帯電話の料金は、誰が払っていますか」とたずねた結果(設問は中・高校生のみ対象)、「すべて親が払っている」と回答したのは、中学生92.7%、高校生85.1%であった。また「すべて自分で払っている」と回答した中学生は0.8%だが、高校生は5.6%となった(図1−1−5)。学年別にみると、高1生よりも高2生のほうが、「すべて自分で払っている」割合が高くなる(高1生4.2%→高2生7.2%)(図1−1−6)

 一部の高校生は、アルバイトで収入を得られるようになることが関係している(図1−1−7)。アルバイトをしている高校生は今回の調査回答者の1割程度であるが、携帯電話の料金を「すべて自分で払っている」という回答は24.7%(していない人は3.2%)、「一部を自分が払っている」は18.9%(していない人は7.7%)と、電話料金の負担率が高い。また高校生は、保護者による携帯電話利用への関与(注意や問いかけなど)を避けたい心理もあると推察される。

図1−1−5 携帯電話の料金支払者(学校段階別)
図1−1−6 携帯電話の料金支払者(学年別)
図1−1−7 携帯電話の料金支払者(高校生/アルバイトの有無別)
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