第2回子ども生活実態基本調査報告書
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第1章
子どもをとりまく人間関係

第1節 親子関係

1. 親との会話

 5年前に比べて、父親との会話、母親との会話の頻度が高まった。とくに「友だちのことについて」を話題にする比率はいずれの学校段階でも高くなり、中学生では父親と7.3ポイント、母親と9.2ポイントと、増加幅が大きい。

小・中学生で親子の会話頻度が高まる

 この5年間で親子関係はどのように変化したのだろうか。まずは親との会話からみてみよう。図1-1-1〜図1-1-3は、「よく話をする」「ときどき話をする」と回答した合計比率を示したものである。
 図1-1-1〜図1-1-2をみると、小・中学生で会話の頻度が高まっていることがわかる。父親との会話・母親との会話ともに、2004年から減少した項目は1つもない。増加幅が大きい項目としては、「学校でのできごとについて」「友だちのことについて」があげられる。とくに中学生が「友だちのことについて」会話をする比率は、2004年と比べると、父親との会話で7.3ポイント、母親との会話で9.2ポイント上昇している。また、小学生では「勉強や成績のことについて」の増加幅も大きく、母親との会話では58.7%→65.0%へと、6.3ポイント上昇している。
 高校生(図1-1-3)でも、「友だちのことについて」は、父親との会話・母親との会話ともに増加している。しかし、それ以外の項目では2004年と同じ程度か、若干ではあるが減少している。
 以上のように、2004年からの5年間で、小・中学生では親との会話頻度が高まり、とくに「学校のできごと」「友だちのこと」を話す子どもが多くなってきたことがわかる。

父親が活躍している話題は「社会のできごとやニュースについて」

 図1-1-1〜図1-1-3からは5年間の変化だけでなく、父親との会話と母親との会話における、内容や頻度の違いも読み取れる。全体的には、父親よりも母親との会話のほうが頻度が高く、日ごろの親子の会話においては母親が中心となっていることがわかる。ただし、「社会のできごとやニュースについて」では4割前後(小学生37.4%、中学生39.0%、高校生43.1%)の子どもが父親と話をしており、学校段階が上がるにつれて母親との差は小さくなっている。とくに高校生(図1-1-3)においては、43.1%が「社会のできごとやニュースについて」父親と「話をする」と回答しており、父親との会話の内容としてはもっとも数値が高い。ニュースに関する話題では、父親が活躍している家庭も多いようだ。
■図1-1-1 親との会話(小学生、経年比較)
図1-1-1 親との会話(小学生、経年比較)
■図1-1-2 親との会話(中学生、経年比較)
図1-1-2 親との会話(中学生、経年比較)
■図1-1-3 親との会話(高校生、経年比較)
図1-1-3 親との会話(高校生、経年比較)
           
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